掌蹠膿疱症の治療法を拡める!

掌蹠膿疱症の原因を早期に特定する2つのステップ

ページはリクエストがあれば随時更新して行きます。
知りたいことやご質問があればコメントを下さい。
にほんブログ村 病気ブログ 掌蹠膿疱症へ にほんブログ村 病気ブログ 難病(特定疾患以外)へ にほんブログ村 病気ブログ 病気 闘病記(現在進行形)へ
ビオチン治療法は万能ではない。

私は掌蹠膿疱症の患者として積極的にビオチン治療法を取り入れ、みなさんにも早期に取り入れて欲しい治療法であると考える立場です。しかし、ビオチン治療法ですべての掌蹠膿疱症が治るとは思っていない立場です。
要するに有効性に対して否定的ではないですが、網羅性に対しては懐疑的です。

掌蹠膿疱症の治療法を少し勉強した人が勘違いをするのがビオチン治療万能説です。

ご存知のとおり、ビオチン治療法は前橋賢という医師によって世に広まりました。
また女優の奈美悦子さんも闘病記を出版され、治療法として取り入れたのがこのビオチン治療法だと書籍内でも紹介されたため、掌蹠膿疱症の治療法はビオチン治療法以外にはないと勘違いされることが多くなったように思われます。

ですが、ビオチン治療法は有効な治療法の一つとして挙げられることもありますが、数年経っても治癒しないケースや、治癒どころか症状が全く変わらず何年も症状に苦しめられているという患者さんの声を多く聞きます。

また、サプリメントをすすめるWebサイトがありますが、論外です。
ビオチン治療法を提唱している前橋医師もこれは完全に否定しています。

市販のサプリメントで掌蹠膿疱症を改善しようとしない方が良い
掌蹠膿疱症は難病で、まだ、しっかりとした治療法が確立しているとは言いがたいのが現状です。医師も状況をみながら「ビオチン散」などの薬剤を渡し、経過を観察して量を調整していきます。
自分の裁量で市販のサプリメントで改善しようと試みると、下手したら逆に状況を悪化させかねません。
また、市販のサプリメントには目的の成分以外にも様々な成分が入っています。成分同士の相互作用や、多剤との副作用などもあります。
掌蹠膿疱症の場合は、自分の裁量で市販のサプリメントを使うのではなく、必ず医師とともに改善を目指していきましょう

出典:ビオチンの科学根拠に基づく効果と活用法
掌蹠膿疱症の治療(ビオチン治療法)

いま一度掌蹠膿疱症の原因について考える

掌蹠膿疱症は自己免疫疾患ですので、その原因は様々です。
多くの原因のうち、医療現場では疑う医師が多いのがビオチン不足ですがこれも決して否定はできません。
加えて、病巣感染(歯性病巣、扁桃病巣)、金属アレルギー、ストレスなどです。

病巣感染や金属アレルギーに関しては、原因が明確化するため、これを除去するればそれが根本治療となるので、早期に体を調べ、治療を行うことで症状は劇的に和らいでいくことが期待できます。
ストレスに関しては患者の取り巻く環境によってネガティブな感情が伴わなくても知らず知らずのうちに精神でカバーし顕在化していないケースもあり、思い切って環境を変化させるなどの取り組みが必要かも知れません。ストレスが原因というと非科学的なようですが、内服薬の約半数はプラシーボ効果※によって薬効が発揮されることを考えると、何も不思議ではなく根拠が明確でないだけで科学的です。

プラシーボ効果とは?

プラシーボ効果は薬でも無いはずの物を飲んだのに薬を飲んだ時と同じように症状が回復することなどを意味する。 また、広義には薬(偽薬)の投与のみならず、実際には効果の無いはずの治療を施すことによってよい効果が現れること全般を指す。

掌蹠膿疱症の発症原因(n=238)

ビオチン治療法の前に試しておきたいこと

ビオチン治療法の有効性についての話に戻します。
掌蹠膿疱症の治療法としてビオチン治療法を取り入れる前にぜひ試してみるべきことがあります。あなたな症状がビオチン不足ではない場合、その原因が体内のビオチン不足が原因でない場合、非常に長い期間と、多くのお金を無駄にしてしまいます。
そのために先に試すべきことがあるのです。

近頃、全国の皮膚科の診療所で、掌蹠膿疱症はビタミンB群のひとつであるビオチン不足のために生じると宣伝して、じつはこっそりとステロイドホルモンを塗らせるというとんでもない医療がまかり通っています。もちろんステロイドを使う限り、いかなる病気も治ることはありません。

ビオチンは別名、ビタミンHやビタミンB7といわれることがありますが、豊かな食生活を満喫している日本人にビタミン不足が生じることは絶対にないのです。ちなみにこのビオチンが発見された当初は、若ハゲにも効くといって全世界で売りまくられたことがあります。もちろんビオチンと若ハゲは全く関係ないので誰一人治った人はいませんでした。

もしビオチンが不足して掌蹠膿疱症が治るものならば、何も診療所に行く必要もないので、薬局でビオチンを買わせるだけで治ってしまいます。当院には長期にビオチンとステロイド軟膏を何年も使ったが治らない掌蹠膿疱症の患者がたくさん来られています。彼らもやはりステロイドをやめざるをえないので、そのえげつないリバウンド症状で悩んでいる患者を見ると残念でたまりません。

このようなビオチン商法は陽動作戦といえます。ステロイドで治らないことが分かっているのですが、病気とは全くかかわりのないビオチンという一般の人には聞き慣れないビタミンを特別なビタミンとして飲ませ、一方では、見かけを良くする必要があるので、同時にステロイドを塗らせるのです。ステロイドの塗り薬に何が入っているかを聞かれたときには、こっそり「少量のステロイドを使っているだけですから心配しなくてもよろしい」と言って、大量のステロイドを塗らせる医者があちこちにいるのは残念なことです。現代のあらゆる病気の原因は、ステロイドが作っているといっても過言ではないのです。免疫を抑える限り絶対に病気は治らないのです。

出典:掌蹠膿疱症はビタミンHといわれるビオチンの欠乏によって起こるのではない

※以上は、漢方科の松本医院(大阪)委員長のコラムからの紹介です。
※筆者はビオチンに対して否定的ではありませんが、懐疑的ではあります。

その(1)金属アレルギー検査をする

これは掌蹠膿疱症がアレルギー金属に対する免疫亢進によって引き起こされることもあることを考慮してのことです。
夏は汗をかきやすく検査が失敗することもあるので、できれば秋からある先までの涼しい期間に行うことを推奨します。

近所で金属アレルギーテストを行ってくれるクリニックを是非探してみてください。
アレルゲンが見つかったら対象の金属を取り外し、症状の経過を見ます。
体内に溶出していく金属の量は意外と多いことが分かっており、症状が寛解するかの判断は1ヶ月から3ヶ月かかると思ってよいと思われます。

それでもビオチン治療法を数年間続けるほどの期間は必要としません。

掌蹠膿疱症.com/金属アレルギーパッチテスト

その(2)病巣感染を疑う

病巣とは、口腔内、耳鼻咽喉、歯性、扁桃、内臓など様々な場所に発生します。
掌蹠膿疱症が病巣感染によって引き起こされることが最も科学的だと筆者は経験上確信しています。
ただ、病巣を一つひとつ検査して、原因を特定するのは骨が折れますし、暗中模索となることが必至です。そのため、筆者は経験上、短期間抗生剤の服用をすることを推奨します。

抗生剤によって体内の病巣感染が鎮静化し、免疫機能が正常に働くようになり掌蹠膿疱症の症状が和らげば、原因=犯人は病巣感染であると断定できます。もし、病巣感染であると断定できたらビオチン治療法は全く必要ありません。抗生剤を飲むと体内のビオチンは一時的に減少すると言われているからです。

抗生剤はもちろん医師の処方に従ってもらいたいですが、私の友人のMRや薬剤師のみな一様にクラリスロマイシンをお勧めしてきます。

ちなみに、掌蹠膿疱症患者に喫煙者が多く、禁煙することをまず勧められると思いますが、これはビオチン不足をもたらすというよりも、扁桃に対するニコチンショックが原因なのではないかという一時的な結論を筆者は持っています。

掌蹠膿疱症.com/クラリスロマイシン

まとめ

今回は久しぶりの投稿になってしまいましたが、治療に取り組む方にとっては割と良い治療指針をリードできるような記事を書けたと思います。
ビオチン治療法を妄信する患者さんが多い中で、ビオチン治療法の有効性に懐疑的な方も多くジレンマを感じていたので筆者なりの治療プロセスを、経験からまとめさせてもらいました。

患者のみなさんの治療の一助となれば幸いです。

関連する治療法のページ

ビオチン治療法
掌蹠膿疱症の治療としては最もポピュラーなものです
やはり根本治療とはいいがたく、対症療法の一種となると思います(根本治療となる場合もあります)が、すべての治療法と並行して行えるため必須と考えます。

抗生剤
対症療法としてマクロライド系の抗生物質に有効性があることが報告されています。
そのエビデンスを含めてご紹介します。

歯科金属の除去
治療の一環で、金属の被せ物をしている方は根本治療の第一歩として疑ってみる価値はあります。
私の場合は、明らかに金属除去により症状の改善が見られました。

病巣感染の治療
わたしが現在治療に取り組もうと思っている治療です。

禁煙
掌蹠膿疱症の患者のうち80%は喫煙者だと言われます。
煙草(タバコ)を吸うとなぜ掌蹠膿疱症を発症しやすいのかも含めて説明します。

ワークライフバランスの見直し
掌蹠膿疱症などの皮膚疾患にストレスが大敵であることはよく言われます。
私なりに考えた仕事、労働への取り組み方についてまとめました。

スポンサーリンク

掌蹠膿疱症の治療法を拡める!

ページはリクエストがあれば随時更新して行きます。
知りたいことやご質問があればコメントを下さい。
にほんブログ村 病気ブログ 掌蹠膿疱症へ にほんブログ村 病気ブログ 難病(特定疾患以外)へ にほんブログ村 病気ブログ 病気 闘病記(現在進行形)へ